チューニングESCOサービスは、継続的に設備機器が期待通りの性能を発揮し室内環境が最適化されているかについてモニタリング・検証していくことを前提としております。更に、状況を分析・シミュレーションし、問題が生じていれば各種機器の調整や運転管理方法の改善を施します。このようなサイクルを継続的に繰り返していくことで、エネルギー利用の最適化を目指します。

※コミッショニングについて
米国暖房冷凍空調技術者協会(ASHRAE)では、「“コミッショニングとは、それぞれのシステムに対して、システムが設計趣旨に合致した性能を発揮するように、設計、施工ならびに機能試験が行われ、運転保守が可能な状態であることを検証する過程のことである。」と定義しています。ここでは、建築設備システムが建物の生涯にわたって、環境・エネルギーならびに使いやすさの観点から、お客様にとって最適な状態に保たれるように、性能を診断・検証し、必要に応じて、性能改善法を提示することを目的としております。

チューニングESCOサービスには、高い専門性とファイナンスのノウハウの融合が不可欠です。そのため、当社と専門家集団による連携で高度なサービスを実現します。

経験豊富な専門家が設備機器の運転状況を診断します。その上で緻密なシミュレーションを行い、最小限の費用でエネルギー効率の最大化を実現する省エネチューニング（調整）の方法を検討します。

聞き慣れない言葉かもしれませんが、省エネチューニングとは、現在の施設環境を踏まえてきめこまやかに各設備機器の調整や運転管理の基準を見直すことで、ムリ・ムダ・ムラを排除した設備機器の運転を実現するものです。

多くの建物はピーク負荷を想定した設備を施しています。しかしながら、実際にはそこまでの負荷が必要になるケースは少ないのが実情です。ここに大きなエネルギーロスの発生源が存在します。従って、実際の使用環境に合わせて各種の調整を加えることで、現在の設備機器を使用しながら大きな省エネ効果を実現できるのです。当然ながら、大きな設備投資を行わないので、費用は安価に抑えることができます。

せっかくの省エネチューニングもやりっぱなしでは効果が停滞あるいは減衰してしまいます。日々の継続的な「モニタリング→分析→現場へのフィードバック→改善」が重要です。省エネ改修が不満足な結果に終わっているのは、この部分が欠如していることに起因している場合が多いと想定されます。 チューニングESCOは、お客様のメリットと地球環境への配慮を同時に実現するため、モニタリングに重点を置いて持続性ある省エネの実現を目指しています。

モニタリングの方法は2通りあります。

• ①インターネット回線（VPN）を利用して遠隔監視
• ②定期訪問によるデータ収集・オンサイト監視

お客様のご都合に合わせて対応致します。

チューニングESCOは、エネルギー使用量の削減効果を保証します。この削減効果から初期の導入費用及び契約期間中のサービス費用を頂きます。従いまして、お客様は直接資金負担を負わないことになります。

※但し、エネルギー価格の変動によるリスクはお客様負担とさせて頂く場合もございます。この場合も、初期費用が少ないためリスクを低く抑えることができます。