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シミュレーション

万全の省エネ&快適環境を実現するには、設計段階における詳細な検討が欠かせません。精密なシミュレーションは、計画中の住宅・建築物の省エネルギー性能や室内環境の評価・分析を可能にします。設計図面に基づいて精密な数学モデルを構築し、パラメータを変えてシミュレーションを行い、その結果を様々なバックデータと比較して解析する。まさに当研究所が最も得意とする専門技術の1つです。
シミュレーションプログラム

事例紹介

【ガラス建築における放射環境シミュレーション】1999

この案件は、近年増加しているガラス建築でした。夏は暑く冬は寒いという建物内の現状を改善するための、最適な改修方法を提案することを目的に“放射環境評価プログラム”を用いて計算。改修効果をシミュレーションにより予測しました。

シミュレーション内容
建築/改修無し(シングルガラス)・改修(ペアガラス)
設備/パネルヒーター(1500W)・床暖房(1500W)

以上の4つの条件を組合せた6パターンのシミュレーションを行い、以下のような結果を得ました。

  1. 床暖房は部分的にパネルヒーターは全体的に温熱環境が向上する。
  2. ペアガラスにより放射暖房の能力を抑えられる。

この結果に基づき、省エネ性・快適性とコスト面の費用対効果を勘案し、最適な改修方法を提案しました。さらに改修終了後は、その効果の検証(測定)も行います。

シミュレーション結果
<1.食堂>
食堂のPMV分布算出結果を下図に示す。パネルヒーターと床暖房を比較すると床暖房は部分的に、パネルヒーターは全体的に温熱環境は向上する。シングルガラスをペアガラスに変えることにより暖房機の出力を押さえることができる。
その他のシミュレーション実績
  • 1999  東北地方における地域別暖房エネルギーに関するシミュレーション
  • 1999  壁体通気住宅の冷房負荷シミュレーション
  • 1998  集合住宅のセントラル暖房・給湯システムにおける最大暖房負荷シミュレーション
  • 1998  暖房機の運転モードシミュレーション
  • 1998  温水セントラル暖房システムシミュレーション
               K邸他 SMASH計算

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