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ソフト開発

温熱・光・音に関わる室内環境を予測するシミュレーションや、建設された建物のデータ収集、さらに、省エネのための空調・熱源システムの管理にはコンピューターを用いて高度に処理するためのソフトウェアが必要となります。このように高度に専門特化したソフトウェア&システムの開発も、当所の業務の一つです。

事例紹介

【火力発電所の噴流モデルを用いた換気計算プログラム】1999

火力発電所のタービンフロアは、非常に大きな容積の空間に局所的な発熱体や下階からの強い噴流が生じています。そのため1つの空間として気流・温熱環境解析を行うのは困難です。また小空間に分割しても、明確な境界のない複数の空間が連結することになるため、対象空間に影響を及ぼす周辺空間(外気、隣室など)も解析する必要が生まれます。

SFD(数値流体力学)を適用すれば詳細な範囲の気流や気温・湿度の分布が得られますが、実務レベルの温熱換気性状解析において、設計ツールとしての換気計算プログラムにCFDを適用するのは、対象空間のモデル化や計算に要する時間等の点からきわめて困難です。そこで

  1. 各階、各室間の風量移動、外気流入、排気は、従来の多室重層型の非線形換気回路網モデルで求める。
  2. 得られた結果を元に室内に別の計算モデルを適用。室内温度分布や気流挙動を求めることとしました。

※中部電力からの委託研究(1999年度)

その他のソフトウェア開発実績
  • 1998  建材・建築環境技術のデータベース策定
  • 1997  現行快適性指標のデータベース化
  • 1994  空気集熱器シミュレーションプログラム

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